●経緯


5)読売新聞大阪社会部 T井記者との電話

●11月9日の読売新聞夕刊の記事に関する質問

青字は落合氏のコメント

*記事にするに際に当事者である紀州文化振興会の落合氏に対して小坂記者の電話以外に全く取材をしなかった事が最大のポイントです。
*また、台湾製と言っている自称「専門家」達は、実物を見ないでコメントをしています
*専門家はもちろんの事、そんなコメントだけで虚報を流した読売新聞は常軌を逸しているとしか思えません

落合氏

T井記者

誰が何と言ったから、あの記事にしたのか。
それは美術館や博物館に対する聞き込みを数日に渡って続けた結果です。
取材先を教えて欲しい。
・・・そうしたら落合さん。なんと十人が十人とも、おたくのものは台湾製だというんです。
根拠なく当然自信もないはずの台湾説は、放言社会で鳴る古陶磁界とはいえ、まさに放言の極みである。いくら浮世離れした美術館に職を得ていても、そんなことを軽率に口走る学芸員はざらにはおるまい。岸和田市展の展示品や関係者に派閥的な反感を持っていたにせよ、「ノー・コメント」で逃げるだけの常識はあるだろう。
学芸員や学者の中に偽計を企んだ一味がいたに違いない

架空の台湾説を土台にして、あんな記事を書くとは驚いた −−− 私が読売の記者なら、まず台湾へ飛んでいって、展示品のようなものが本当にあるのかどうか、調べてからにするがねえ。一日で行けるじゃないの。
いや、専門家のみなさんが、全員台湾といわれましたんで −−−。
学芸員に匿名でコメントせよと言い、彼らに言うだけ言わせてそれを記事にする。こうすればどんな虚報でもでっちあげられる。
大体、おたくのいう専門家は、岸和田で実物をみていってんの?
T井記者を追及するため、わざと関西弁で話す。
ええ、まあそれは −−−。
あの法花ねえ、うちのと安宅のとどちらが大きいか、君知っとるか?
はあ、記事に書いた通りで −−−。
うちが小さいと言うんやろ。安宅は45.6cmだろ。うちのは何cmあると思うてんの?
はあっ?
うちは36cmやなないぜ、こっちがほんのちょっとやけど、大きいんやぜ。
ええっ?
うちのは47cmあるんや。なんで君とこの専門家は、そんなことも判らんのかい。
ぼくが測らして貰ろうたわけやないんですが、カタログに寸法が入っていたんで −−−。
その寸法が間違うていたんや −−− おたくの専門家は実物を見てないんやろ?
いや、カタログを見せて −−− それから実物も見て貰って −−− 記事を書くときには数字はカタログから写したんですが −−−。
数字のことはともかく、モノ同士の大小なら、専門家なら一回見たらまず間違うことはない。わざわざ横に並べて比べるまでもない −−− しかし、実物を見ても大小が判らんようなら、到底専門家とはいえん。君はいったい誰にみて貰ろたんや?
いや、寸法はウチがカタログの通り書いたんで −−− 判断は実物を見て貰ろうてしたもんです。
楊根先生は今どこにおられるんですか?
もううちでお世話する期間はすぎたから、今はどこにおられるのか、知らないよ。
ええっ? だけど今回は落合さんが招待なさったんでしょう。
そりゃあ確かに、何日分かのホテル代くらいは面倒見さして貰ったけど、うちは招待してないよ。
え〜? いやいや、そんな筈はない。確かな筋から、今回は落合さんが、楊根さんを招待したと聞いています。
馬鹿なことを言うな。この件に関して当事者以上に確かな筋というのは、いったいどこの誰なんだ。
中国大使館! T井はそこまで調べてきたのだ。楊根教授を紀州側が招待した形式を取ったのは、ビザ発給などの便宜のためであった。
専門家か何か知らんが、どこの誰が台湾製と言ったのか、教えろ
いや、名前を出さない、との条件で取材しましたから −−− 誰もが”図録だけでも台湾製と判る”いうんです。名前出さんのは関わりになりたくないからや、言うてます。
冗談ではない。この連中は現に進んで関わり合いになっているではないか。本当に関わり合いになりたくない人は、「ノー・コメント」以外には何も言わない。

 


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